大田地域雇用創出促進協議会は、豊かな自然や地域を代表する地域産業の地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちたまちづくりを目指しています。

〜石見銀山の世界遺産登録を機に、 世界に開かれた地域づくりと雇用創出を 〜
個性や特技、地域の特性をいかしながらひとりひとりが地域の「問題解決」につながり「生きがい」や 「やりがい」を持って「継続」していける仕事を地域で見つけよう!自ら創ろう!世界遺産を目指すこの石見銀山の地で!

大田地域雇用創出促進協議会
大田地域雇用創出促進協議会とは?
世界遺産登録を目指す石見銀山遺跡や国立公園三瓶山をはじめとする豊かな自然や地域を代表する地域産業である石州瓦などの地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちた街づくりに努め、地域の雇用構造を改善し雇用機会の創出と拡大を図ることを目的に経済団体ならびに行政が一体となって、本協議会を設立しました。

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「負けず嫌いが生み出す、アイデアケーキ」 ガトー・サンマリノ

 

ガトー・サンマリノ

(有限会社 重富製パン)

店長:重富 洋介

〒694-0064

島根県大田市大田町大田ロ 1185 − 20

TEL: 0854-82-9515

ガトーサンマリノ

今回紹介するガトーサンマリノの店長、重富洋介さんは、そのがっしりとした男らしい風貌からはちょっと想像できない、繊細で甘いお菓子をつくるケーキ職人だ。

ケーキって、たまに自分でも作ってみることもあるけど、なかなかうまくいかない。味はなんとかそれなりに美味しくできるものの、見た目は職人さんの作ったケーキにまるでかなわない。ショーケースのなかにあるケーキを見るたびに、職人さんの技術のすごさに感心させられる。


【ひとあし早いクリスマス】

ガトーサンマリノ店内ケーキ屋さんの冬は早い。ガトーサンマリノは既にクリスマスムード一色だった。店の中心にはツリーが飾られていた。すこぶる可愛い店内の装飾は、プライスカード、ポップにいたるまで、すべて店長の妹さん“通称:さっちゃん(サンマリノ斐川店担当)”の手づくりよるものだそうだ。ガトーサンマリノ・オリジナルの洋菓子にも、予算に合わせてそれぞれに凝ったギフトパッケージが用意されており、女性ならずとも足を止めて見入ってしまいそうだ。

 

ガトーサンマリノケーキのショーケース店内はかわいらしいケーキと洋菓子、そして見るからに美味しそうなパンがひしめきあっており、店中に甘い香りが漂っているので、取材中なのにどうしてもケーキが気になってしまう。ケーキ屋さんの取材って、なんて酷な仕事なのだろう!


【パンの勉強をしようと思って、なぜかケーキの修行を始めていた】

店長の先々代が始めた「重富製パン」の工場を父親が継いでいるということもあり、ほとんど迷わず、学校を卒業したら大田に戻り重富製パンで働こう、と決めていたという。その第一歩として修行に出ることになったのだが、重富さんはパンではなく、ケーキの修行の道を選んだ。

職人になろう、という決断は早かったが、パン職人になるか、ケーキ職人になるか迷ったという。しばらく突撃インタビュー! ガトーサンマリノ写真1悩んだ末に、やっぱり自分はケーキ職人になりたいと思ったのだという。その決め手はケーキが暮らしの中で担っている役割の重みだ。

「ケーキづくりの魅力って、クリスマス、バレンタイン、誕生日、卒業式…といった大切な節目やハッピーな行事に関わることができる素敵な仕事だってことなんです。それに僕自身もケーキは好きですし。みんなもケーキは大好きだと思いますよ。」と重富さんは話す。

 

ケーキが大好きな理由は、ケーキが“うれしい時の食べ物”だからだ。誕生日、クリスマス、家族や友達との大切な思い出にはケーキが関っている。ケーキ職人は思い出に関ることができる仕事だ。人々の「うれしい!」っていう思い出をつくれるケーキ屋さんって、素敵な仕事だと思う。

 

【人の節目に関りたいから】

突撃インタビュー! ガトーサンマリノ写真2重富さんは本格的にケーキ職人になるため、 20 歳のときケーキづくりの修行のため単独熊本へと旅立った。

4 年間のケーキ修行の後、父親でもある現社長が 2000 年にオープンさせたガトーサンマリノの店長を勤めることとなる。

「毎日厳しいですよ。みんながやっているお菓子づくりの延長にはあるんですけど、作る量が多いんですよ。生地を混ぜるのにも体力が要りますし。でもなんで続けているかっていうと、作ることと食べることが好きだから。それに洋菓子づくりという自分の仕事に誇りがありますしね。」と話す表情はとても優しい。

 

お客さんに感動してもらうため、重富さんには大切なこだわりがある。

「季節に応じた、フルーツや飾りつけにはこだわっています。季節感を大切にすると、お客さんにも喜んでもらえます。季節感は行事にも関係しているので、手を抜けませんね。」

小さなケーキの上にどれだけ季節感を表現できるかがケーキ職人の勝負だ。ガトーサンマリノのすべての商品に、重富さんの感性が凝縮されている。お客さんに常に新鮮な気持ちで店に訪れてもらいたいから、新しいケーキもどんどん作っていくのだという。

「それに女性客が多いのでガーデニングにもこだわって、庭をきれいにしたり、お菓子の匂いやディスプレイも工夫したりして、まだ買ってないお菓子を次に買うためにまた来ていただけるように考えています。もちろん接客にも力を入れてます。いくらケーキをおいしく作ったとしても、店に来てもらえなかったらしょうがないですもんね。」

 

【大田にしかない食をおいしんぼ倶楽部で紹介したい】

 

突撃インタビュー! ガトーサンマリノ写真3ガトーサンマリノは「おいしんぼ倶楽部」に加盟している。おいしんぼ倶楽部とは、大田市内の『食』を中心とした若手事業者たちのグループだ。

「この前、かまぼこでハンバーガーを作ろう、ということで、地元のかまぼこ業者と仲間たちで、“おいしんぼバーガー”というものを作ったんです。

ここからさらに“おいしんぼメニュー ” を加盟店にひとつずつ作って、”おいしんぼブランド“を作りたいとみんなで話しているんですよ。それで、おいしんぼ倶楽部の加盟店が専門分野を持ち寄って”おいしんぼフルコース“ができたら面白いかなと思います。

大田は人口が少ないなど、田舎って言うことで多少のマイナス面は確かにあるけど、田舎ゆえにいいところもたくさんある。それをもっともっとアピールしたい。」

 

自動車や化粧品、ビールなどで知られる異業種合同プロジェクト「 will 」のローカルコミュニティ版が、この「おいしんぼ倶楽部」なのという。

 

「ここにしかないものを作りたいと思います。石見銀山が世界遺産登録を目指しているので、自分も世界遺産にふさわしいケーキを作れるよう、技術を向上させたいと思います。」と抱負を語る。

 

地元でも結構有名になり、県外からもお客さんが来るようになった今でも、まだまだ職人としての自分には満足していないようだ。
「毎日が修行中です。」ゆるぎない信念と現状に甘んじない向上心、あくまで重富さんはしたたかだ。

「福岡や広島の有名なパティシエが作ったものを食べることがあるんですが、なんでこんなにおいしいものが作れるんだろうと圧倒されます。でもケーキに対する想いはけして負けませんよ。ケーキを焼くこと自体は同じことの繰り返しです。でも毎日もっといいものを焼きたいと思っています。」

 

ガトーサンマリノのショートケーキ重富さんは大田に産まれ、大田で育ち、そして大田の人と関って仕事をしていることを誇りに思っていた。このガトーサンマリノから、またひとつ素敵なケーキが誕生することを期待しつつ、重富さんとお店、そしてケーキにお辞儀をして店をあとにした。

ガトーサンマリノのショートケーキ


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大田市の企業家へ突撃!インタビュー ガトー・サンマリノ(有限会社 重富製パン)

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