大田地域雇用創出促進協議会は、豊かな自然や地域を代表する地域産業の地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちたまちづくりを目指しています。

〜石見銀山の世界遺産登録を機に、 世界に開かれた地域づくりと雇用創出を 〜
個性や特技、地域の特性をいかしながらひとりひとりが地域の「問題解決」につながり「生きがい」や 「やりがい」を持って「継続」していける仕事を地域で見つけよう!自ら創ろう!世界遺産を目指すこの石見銀山の地で!

大田地域雇用創出促進協議会
大田地域雇用創出促進協議会とは?
世界遺産登録を目指す石見銀山遺跡や国立公園三瓶山をはじめとする豊かな自然や地域を代表する地域産業である石州瓦などの地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちた街づくりに努め、地域の雇用構造を改善し雇用機会の創出と拡大を図ることを目的に経済団体ならびに行政が一体となって、本協議会を設立しました。

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「私を護るは棘ではなく、香り 」 株式会社 大田緑地

株式会社 大田緑地

代表取締役社長:福間 厚

〒694-0042

島根県大田市長久町長久ロ392番地1
TEL:0854-82-6635

FAX:0854-84-7541

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今回訪れる大田緑地は、「香り」を第一に育てたバラと、そのバラの香りを活かした独特の商品を世に送り出している企業である。

以前、一宮酒造を取材したとき、そこの新商品である「イブレス・ロゼ」には驚かされた。

「イブレス・ロゼ」は今まで私が日本酒に持っていた「おいしくない」というイメージを見事に覆した。あのお酒は日本酒がもつ懐の広さ、そして贅沢な気分にさせてくれるバラの魅力を存分に表現していた。 あのお酒の原料となっているバラは、この大田緑地から供給されたもので、このほかにも大田緑地のバラはビネガー、入浴剤、ジャムなど、バラの香りを売りにした商品を提供している。

香りの薔薇湯パッケージ香りの薔薇湯を湯船に浮かべているところ

 

福間さん【土は香りのために、大田の気候も香りのために】

大田緑地の福間厚社長は、バラの香りを高めるため、育成に関する並々ならぬこだわりや、育種による研究開発の努力について語った。一般に商用に生産されているバラは普通花弁の色、花弁の形、数、花形、花首からまっすぐにのびた茎の長さなど、見てくれを第一に栽培するのが普通である。

ところがこの大田緑地では、一般の花卉生産業者がバラの見た目にかける注意と同じくらい、香りの良さにこだわるのである。

 


大田緑地のスタッフ「ウチでは香りのために肥料、気温、種苗の作出にいたるまでこだわっています。肥料に使うものに牛糞があるのですが、その牛が食べさせられているのが輸入の合成飼料なのか、それとも干し藁なのか、それによって結果が大きく異なってきます。
香りは花の先天的素養はももちろん、環境にも左右されます。例えば普通に栽培してしまえばほとんど香りを持たないような花でも、われわれが育てれば強い香りを持つバラへと育てることができるんですよ。」
 

福間さんとスタッフもともと島根の気候は薫り高いバラが育ちやすい環境だという。全体的に気温が低めで、日照時間が短い気候が、薫り高いバラを栽培するのに向いているのだ。

香りは目に見えないから説明が難しいね。育成の方法もほとんど土の中のことだから、肥料にこういうこだわりをもっているという説明をしてもたぶんピンとこないといます。

確かに香りにこだわっているというのは、大きなハンデかもしれない。例えばバラの花弁の色は赤、白、ピンク、オレンジというように誰でもその呼び方を知っている。でもバラの香りを指す、ムスク、ティ、アルバ、ダマスクという言葉を聞いて、その香りをイメージすることができる人はどれくらいいるだろうか。

しかし、だからといって悲観することではないと思う。日本でここまで香りにこだわったバラ作りをしているところは、ちょっと見つからないだろう。
執拗とも言えるほどに、香りにこだわりぬいたバラ、そしてそのバラを使った商品が、大田緑地の独特の強みなのである。

福間さん【全ての人に愛される商品、バラ】

大田緑地はもともと造園が主な事業であった。事業の多角化を図るため、バラの生産や育種に励んできたのだが、バラのほかにもユリやグラジオラス、桜なども取り扱っていたという。研究開発を進めていくうちに、バラが主力商品となっていった。その理由を伺ってみると…

 

“バラ”というテーマの商品は市場にあふれています。たとえばロゼワインであったり、高島屋のバラをあしらった包装紙であったり・・・。

これらは実際にバラを使った商品ではありませんが、大変人気があります。だったら、これらの商品に本物のバラを使ってみてはどうでしょうか?この発想で開発したのが「イブレス・ロゼ」なんです。「イブレス・ロゼ」はまさに本物の「ロゼ・ワイン」の体現です。


バラをイメージした商品があふれているということは、バラそのものに対する需要が高いからなんです。また生活のいろいろなシーンに添えられる、ほかの花にはない商品としての強みがバラにはあるから、うちの主力になりましたね。

 

福間さん改めて、福間社長にとってバラとは何かと聞いてみた。

バラは最も魅力ある商品です。でももっとも魅力のある植物でもあります。やっぱり好きじゃないと商売にはできない。好きだから張り切って試行錯誤して、商品開発ができますね。

バラが好きだからこそ、福間社長は香りに対してまったく妥協のない姿勢を貫くことができるのだと思う。


バラの精油一滴を作るためには200輪ものバラの花冠が必要だという。これを知っただけでも、バラの香りを捕まえることがどれだけ難しいか、わかると思う。見た目ではなく、香りで勝負するのは、かなりのハンデを背負っているといってもいい。


それでも大田緑地はバラの香りを捕らえ、それを活かした魅力ある商品を開発している。

情報化が進んだ結果、視聴覚以外の感覚をとかく置き忘れがちになっている現代。でも、本能に近い感覚“嗅覚”に訴える香りは、置き忘れてしまった感性を取り戻すことができる。

きっと注目されるはずだ。

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大田市の企業家へ突撃!インタビュー 株式会社 大田緑地

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