大田地域雇用創出促進協議会は、豊かな自然や地域を代表する地域産業の地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちたまちづくりを目指しています。

〜石見銀山の世界遺産登録を機に、 世界に開かれた地域づくりと雇用創出を 〜
個性や特技、地域の特性をいかしながらひとりひとりが地域の「問題解決」につながり「生きがい」や 「やりがい」を持って「継続」していける仕事を地域で見つけよう!自ら創ろう!世界遺産を目指すこの石見銀山の地で!

大田地域雇用創出促進協議会
大田地域雇用創出促進協議会とは?
世界遺産登録を目指す石見銀山遺跡や国立公園三瓶山をはじめとする豊かな自然や地域を代表する地域産業である石州瓦などの地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちた街づくりに努め、地域の雇用構造を改善し雇用機会の創出と拡大を図ることを目的に経済団体ならびに行政が一体となって、本協議会を設立しました。

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「祖父から孫に伝わる地域改革への想い」 金子旅館

金子旅館

若旦那(経営者):金子 俊之

〒699-2211

島根県大田市波根町1345
TEL:0854-85-7130

FAX:0854-85-8426

金子旅館看板金子旅館外観動画を見る

今回は波根町にある、金子旅館に取材に伺った。
波根海水浴場のすぐそばにあり、海岸との隔たりはほぼない。
取材に行った当日は海がしけていて、旅館のすぐそばまで波しぶきが来て、旅館の中にいても迫力があった。
近くの浜では、海のしぶきが風で舞い上がる“海の花”という珍しい現象もお目にかかれる、そんな素敵なところだ。

今回は現在波根旅館の若旦那として活躍中の金子俊之さんにお話をうかがった。

 

金子さん【金子旅館の生い立ち 】

金子旅館は、金子さんのひいおじいさんが創業した歴史のある旅館だ。創業者であるひいおじいさんはまちの人から慕われる人物そうで、波根地区の湧き水を有効利用するために、昭和7年に波根に水道管を通したことで有名な人物だそうだ。旅館から少し離れたところに、地域の人々が感謝の気持ちとして石碑が建てられているほどだ。

金子さんは、子どもの頃から必然的に自分がこの旅館を受け継いでいくのだろう、と思っていたという。中学3年生のときに祖父が他界し、それをきっかけに「旅館は自分が継ぎます」と家族を前に宣言したそうだ。そのために高校も商業高校を選択した。
高校を卒業後、広島の調理師学校、さらに松江の料理店で4年間の修行を積んで島根の波根に戻った。現在は、母でもある、女将さんとともに、主に料理を担当している。

へかやきのチラシ【波根自慢 】

料理は、金子さんの大好きな波根の海でとれた魚と、地元の野菜などを使う。近所の方が、おしみなく自宅の畑で収穫した野菜をもってきてくださるそうだ。食を通した地域でのコミュニケーション。この田舎らしさが良いのだと言う。

へかやき 金子さんはなんといっても料理人!自慢料理は、ぼべ貝でとっただしで炊いた“ぼべ飯”。5月から7月にかけては郷土料理の“笹巻き寿司”。そして大田の名物“へか焼き”だ。“へか”とは、田んぼを耕す時に牛に引かせた「鋤(すき)」に付いている鉄板のことで、その鉄板に似た鍋を使って料理したことがこの名の由来だ。浅い鉄鍋に、醤油・酒・砂糖等で作った出汁を入れ、タイやアマダイ等地元産の新鮮な魚とタマネギ、ナス、ゴボウなど野菜を合わせ、煮立てて食べる。“魚版すき焼き”のような感じだ。
実はこの料理、昔の漁師が魚のアラなどを使って、つくった魚のすき焼きが起源なのだそうだが、波根に訪れた際には、ぜひ味わいたい波根の郷土料理だ。

金子さんは、お料理を召し上がったお客さんから「おいしかった」の一言が心から嬉しいという。「その一言のために頑張れるんですよ。」と話す。中には、次の年の予約までして帰るほど、金子旅館に惚れ込むお客さんもいるそうだ。

これから旅館業務の中で一番力を入れていきたいのもこの料理で、安全でおいしい食をお客さんに提供するためにも、料理マイスターなどの資格に挑戦したいと話す。ますます金子旅館の料理に磨きがかかることだろう。

金子旅館から見る日本海【自然環境 】

「波根のよいところは?」の質問に、即答。「海があり、山があり、自然に囲まれているところ。」
自然の美しさが金子さんの宝物だという。
金子旅館から見える景色の中でも、夕日が海に沈んでいく風景は絶品で、この夕日だけを見にくるお客さんもいるそうだ。「そんな方にも最高のひと時をこの旅館で過ごしていただければ。」と金子さんは話す。波根にしかないもの、波根でしか見られないもの、そんな波根の宝物を、観光客の方が思い出と一緒に詰め込んで持って帰るお手伝いをしている金子さんの仕事に魅力を感じた。

金子さん【青年会議所(JCでも活躍中) 】

JCには98年入会し、第34代社団法人 島根大田青年会議所の理事長としての経験もある金子さん。今まで、人前に出るような性格ではなかったそうだが、自らJC理事長に立候補した。そこで得たものはチームの結束力と友情という。
大田市のまちづくりに対する想いは、JCや中小企業などの民間と、行政、そして地域住民のパートナーシップ(協働)で一体となって大田市を活性化していくことがこれから必要になる。そして、地域を盛り上げるため、エネルギーのある人材が必要ですね。やっぱり人です。」と熱く語っていただいた。

金子さん【チャレンジ 】

これからの夢は、やはり、料理に磨きをかけること、と語っていただいたが、波根に温泉を掘れたらいいな、と話しておられた。「ひいおじいさんが『水道』なら、私は『温泉』を。」どこかで、ひいおじいさんのように地域に貢献したいという思いがご自身の中にしみこんでいるのかもしれない、とおっしゃった。日本海を目の前に、波根の温泉につかって夕日を堪能できたら・・・・・・。それ以上に最高のものはないのでは。金子さんには、ぜひ夢を実現していただきたい!

 

【波根旅館を一言で】

「温故創新」そのこころは、「郷土料理もまちづくりも商売も、古きを大切に新しいものを創造していく」地域をよくしていきたいという思いがふつふつと湧き水のように湧き出、湧き出る温泉のように熱い思いでいっぱいの金子さんでした。

 

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大田市の企業家へ突撃!インタビュー 金子旅館

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