大田地域雇用創出促進協議会は、豊かな自然や地域を代表する地域産業の地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちたまちづくりを目指しています。

〜石見銀山の世界遺産登録を機に、 世界に開かれた地域づくりと雇用創出を 〜
個性や特技、地域の特性をいかしながらひとりひとりが地域の「問題解決」につながり「生きがい」や 「やりがい」を持って「継続」していける仕事を地域で見つけよう!自ら創ろう!世界遺産を目指すこの石見銀山の地で!

大田地域雇用創出促進協議会
大田地域雇用創出促進協議会とは?
世界遺産登録を目指す石見銀山遺跡や国立公園三瓶山をはじめとする豊かな自然や地域を代表する地域産業である石州瓦などの地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちた街づくりに努め、地域の雇用構造を改善し雇用機会の創出と拡大を図ることを目的に経済団体ならびに行政が一体となって、本協議会を設立しました。

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「実のなる情報の受粉戦略」苺のきむら農園

苺のきむら農園

認定就農者 :木村 幸市

〒694-0024

島根県大田市久利町久利1220-13

TEL:0854-82-1676

ホームページ

苺の写真ミツバチが花びらに止まっている様子

今年も苺がおいしい季節がやってきました。春の果物というとほとんどの方が苺を思い浮かべるのではないでしょうか?それくらい、果物の定番です。今や一年中お目にかかれるようになった苺。それもハウス栽培の成せる技です。
ここ、大田市の「きむら農園」は、17aの畑に、いちごをハウスで栽培している。収穫は11月半ばから7月初め頃まで。数種類のいちごを植えることで、実のなる時期をずらし、長期間の収穫を期待している。他にも、かき、ぶどう、なすび、さつまいも、ラズベリーなども栽培し、まるで果樹園にいるようだ。

 

木村さん【なにわのいちご農家】

今回は栽培農家の木村幸市さんにお話を伺った。
木村さんは、大阪からこの大田に移り住んだIターン者だ。生まれも育ちも大阪の木村さん。農業には憧れていたそうだが、実際に大田で農業をされるまでのいきさつを聞いてみた。

 


【運命を変えた苗】

大阪では紙の加工メーカーで、システム開発者として勤めていたという木村さん。こどもが生まれても、なかなか面倒も見てあげれない程忙しい日々を送っていたという。
「でも、農家には憧れていました。でも、近くに手頃な土地も無かったので、あきらめかけていました。ある日、近所でいちごの苗を3株頂いたんです。小さな苗だったんですが、こどもが一生懸命世話をして、春に3粒だけ実をつけたんです。それを子供が本当においしそうに食べるんですよ。そのときに気付きました。“自分はこの子をこんな笑顔にさせてあげれてなかったな。”って。」
そして、木村さんは、「自分も子供に笑顔にさせれるような苺を作りたい!」そう決心し、苺農家になる決意を固めたのである。木村さんの父親が、大田に土地を持っていた関係もあり、大田で農家をはじめることになったのである。
木村さん「今でも、その年に最初に出来た苺は子供にあげています。苺を食べているときの嬉しそうな顔を見たとき、一生懸命苺を作ってよかった。これからも頑張ろう、という気持ちになります。」と木村さん。

 


【情報発信の戦略】

しかし、農業に関する知識はほとんど持っていない木村さん。分からないことは人に聞いたり、インターネットで調べたりと、かなりの努力をされたそうだ。
機械関係の仕事に就いていたこともあり、栽培ハウスや、電気の配線工事は全て木村さんご自身がされたそうだ。
みつばちハウスには、中の温度が28度以上になると自動的に屋根が開いて温度が一定に保たれるシステムや、ハウス内では、二酸化炭素不足になるため、二酸化炭素を発生させる装置、また、人の手を加えずに受粉させるために蜂の巣箱が数箇所に置いてあった。

一般的に、人間が細菌を持ち込むため、ハウスにあまり人を入れないそうだが、木村さんは、人を入れるという。
「あえて人を入れることで、その人が外に出たときに“きむら農園”を宣伝してくれるんですよ。人を介して、ハウスから情報を発信できると思っています。」と木村さん。

 

【苺の売り方】

苺の売り方にもこだわっているという木村さん。
「苺だけで売ろうとしても売れないんですよ。特にホームページ上で苺だけでは何も伝わらない。私は、苺ではなく、“木村の”苺を売っていると、常に自覚しています。きむら農園のストーリーを含めた苺を売っているという自覚です。」
と木村さん。
木村さんのホームページには、木村農園での日々の出来事をつづったブログがある。いちごを購入して下さったお客さんからのアクセスも多く、ある時、草刈機の話題をしていたら、「木村さん、草刈機って何ですか?」とコメントがあったそうだ。都会の人からみると、普段の何気ない言葉も異世界の言葉になるようだ。木村さんは、丁寧に解説をしてあげたそうだ。


「衝撃的でした。何気ない話題が状況の異なる地域の人からみると、新鮮な話題に変わるんだ、と気付きました。

自分は結果としての苺が出来るまでのストーリーを売っていこうと確信した瞬間でした。」


木村さん手探りではじめた苺農家だったが、きむらブランドの成果も実感できているという。また、農業の常識というものにとらわれすぎずに、チャレンジすることで実を結んでいることもあるそうだ。

 


【あまのじゃくが生み出すパワー】

「実は私ってあまのじゃくなんですよ。そんなことしても無駄だ、儲からないといわれるとますますやりたくなります。以前は、周りの人には反対されていた無人市を開催し、苺や、数種類の野菜を販売していました。」
“商品の持ち逃げをされるのではないか?“といった心配をよそに、無人市はちゃんと儲けがでていたという。
「最初心配されていたようなことはありませんでしたよ。むしろ少し多くお金が入っていることおもありました。」と木村さん。その常識にとらわれずともやり遂げるパワーはすごいと思った。

「将来は店舗で軽食が食べれるようなカフェをやってみたいんです。今はまだ商品を販売することしか出来ませんが、採れたての苺も、ランチも食べれる場所にできたらいいな、と思っています。」と木村さん。

木村さん「あと、世界遺産登録予定の石見銀山遺跡も近いので、観光の名所にしていきたい。苺狩り体験など、一般的の方でも、立ち寄れるようなスポットにしていきたいですね。」
実は、木村さん。島根県が認定するふるさとしまね案内人にも登録されているのだ。
この大田の自然を活かして、大人も子供がのびのびと楽しめるような観光スポットにしていきたいと意気込む木村さん。ストロベリードリームをぜひとも実現させてほしい!

 

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大田市の企業家へ突撃!インタビュー 苺のきむら農園

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