大田地域雇用創出促進協議会は、豊かな自然や地域を代表する地域産業の地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちたまちづくりを目指しています。

〜石見銀山の世界遺産登録を機に、 世界に開かれた地域づくりと雇用創出を 〜
個性や特技、地域の特性をいかしながらひとりひとりが地域の「問題解決」につながり「生きがい」や 「やりがい」を持って「継続」していける仕事を地域で見つけよう!自ら創ろう!世界遺産を目指すこの石見銀山の地で!

大田地域雇用創出促進協議会
大田地域雇用創出促進協議会とは?
世界遺産登録を目指す石見銀山遺跡や国立公園三瓶山をはじめとする豊かな自然や地域を代表する地域産業である石州瓦などの地域資源を効果的に活用した魅力と活力に満ちた街づくりに努め、地域の雇用構造を改善し雇用機会の創出と拡大を図ることを目的に経済団体ならびに行政が一体となって、本協議会を設立しました。

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「古民家を海外に輸出したい!」 竹下木材有限会社

竹下木材有限会社

常務取締役 :竹下 哲史

〒694-0053

島根県大田市鳥井町鳥越413-4

 (大田市工業団地内)

TEL:0854-82-0353

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竹下木材は、日本のマツを主に取り扱う、木材加工店である。今回取材に伺った3代目、竹下哲史さんは竹下木材の常務取締役である。
昭和40年に創立。古くから、中国地域に多く見られる“アカマツ”を主に扱っていて、職人さんにとってより使いやすく加工し、建築会社などに卸している。建築材といっても、一般的な住宅用の建築材ではなく、主に、神社や寺などの伝統建築に用いられている。

皆さんは一本の木材の中で“赤身”という部分があることをご存知だろうか?
アカミは、木材の中心部分(心材)でも、特に赤みがかった木材部分をいう。この部分の比率が大きいほど木材としての価値が高まるのだ。
竹下木材では、中でも“アカミ”と呼ばれるアカマツの中にも少量しかない木材部分の加工に力を注いでいる。
今、竹下さんが目標にしていることは、『消費者が求めている木材は一人一人違う。ただ、そのお客さんの要望に合わせるだけではなく、お客さんの要望を超えた木材を届けたい。』ということだ。

 

【特材木材といえば竹下木材 】

木材は素人の目ではなかなか分からないが、年輪が狭く、まっすぐに育った木ほど良質な木(良材)とされている。一般的にマツは植林してから大体80年ほどで伐採するそうだが、良材ともなると、200年以上経たものもある。そのような木材から取れるアカミの価格も桁違いでアカミを何分割もした板一枚と一般に使われている木材一本分が同じくらいの価格なのだ。
竹下さんは、お客さんの要望以上のものを作り、やがては『特殊木材、マツのアカミといえば竹下木材だ。』と言われるようになりたいと熱く語っていた。

 


【生きている木】

竹下さんが地元の木を使うことにこだわっておられる理由は大田の自然が好きなためもあるが、一番の理由は木が生きているからである。どんなに曲がっている木でも、寸断の段階でまっすぐになるように寸断すればまっすぐになるのだが、そのまま放置しておくと木は元の形、地形を覚えているらしく、自分が土に埋まっていた時期の形に戻っていくそうだ。そのため、日本でアメリカの輸入松を使っているとどうしても狂いが生じてくるらしい。だが、地元の土で育った赤松を地元の家にしてやることで最も無理のない形に変形するのだそうだ。その場で育った木で作られた家の強さを竹下さんにしてもらったときこそ、木の命を感じた瞬間だった。

 

【大田で竹下木材が出来ること】

竹下さんは大田を県外から見た時に大田の本当のよさが分かったそうだ。竹下さんは、高校卒業後、一度専門学校や建築会社の就職などで、県外へ出たものの、やはり時が経つにつれ、実家の木材店を継ぐことを考えていたそうだ。
大田に帰ってからはや5年。はじめは仕事もなかなか覚えていなかったこともあり、都会での生活に戻りたいという気持ちもあったが、仕事が板についてからは、こちらでの仕事がおもしろくなってきたという。

今は、この大田地域の活性化のために、木材加工店として貢献しているとのことだ。
竹下さんは“石州スマイル”という異業種間の地元の有志たちが集まり、大田地域にある古民家を再生しようと立ち上がったグループに所属している。
古い“和”のイメージをもっとモダンなイメージにしよう、と立ち上がり、現在は一件、実際に古民家の再生をしたそうだ。若い夫婦やの二地域居住と呼ばれるような都会と田舎を往復する生活をするような団塊の世代をターゲットにして、にそこに住んでもらうことで大田の人口増加に寄与しようというのだ。
『これは本当に大きな夢ですが、将来は古民家を海外に輸出できたらいいな、と思います。』こんな素敵な夢も語っていただいた。

 

【新月伐採】

木の中にも果物のように切るのに適したタイミングがあるそうだ。
その名も「新月伐採」。これは月が新月になった闇夜に切った木は反らない、割れない、狂わない、といわれているそうだ。新月伐採は年に3回程度しか行われないそうだ。それほど条件が合わないと出来ないことらしい。私は新月伐採が存在することを知らなかったのだが、新月の夜に切った木というのは不思議な気持ちにさせてくれそうで、わくわくした。この新月伐採や特材、赤身で将来的には台湾に進出していきたいのだ、と真剣に楽しそうに語っていただいた。本気で木の事、地元のこと、を考えている竹下さんに最後こんな質問をしてみた。


“大田の魅力はなんですか?”
帰ってきた言葉は“僕の口からは語れません。”だった。語りつくせないほどの魅力がここの大田にはたくさん詰まっている。
実は以前、筆者は竹下さんと大田地域雇用創出促進協議会が開催する講座でお会いしたことがあった、だがそのときとはオーラが全く違う、木について語る竹下さんはイキイキとした目で木を見て、ゆっくりと想いがこもった口調で木の事を語っておられた。
竹下木材にいたのは木の事を一心に思っている、竹下さんだった。豊かな日本の自然をめいいっぱい活用しようとしているその姿に引き込まれてしまったのである。

 

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大田市の企業家へ突撃!インタビュー 竹下木材有限会社

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