「地域に真心を持って美を包む」 ブライダルセンター 「雅」
ブライダルセンター「雅」
代表取締役
:松井 秀年
〒694-0041
島根県大田市長久町299-1
TEL:0854-82-2112
ホームページ
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【「雅」の歴史】
有限会社ブライダルセンター「雅」の起源は、今回取材させていただいた松井秀年さんの祖父の時代にさかのぼる。創業当初は呉服業を営んでいて、地元の商店に卸していた。
その後、秀年さんの父親が今から13年前に“貸衣装業”と当時まだめずらしかった業界に目を付け、始めたそうだ。今でこそ、貸衣装というのは一般的に広まっているが、当時まだ、自分で生地を買い、自分で仕立てをすることが一般的だった時代に、貸衣装という業界に目をつけたのはかなり先見の明があったことと思う。
今でも大田での貸衣装店はここ「雅」一件だけだ。
【突然の転機】
当時、秀年さんは名古屋で洋服の販売員をしていた。
“洋服が好きだったから”というのが理由だ。ただそれだけではなく、やはり実家が貸衣装、呉服と服飾関係だ、ということに加え、秀年さんが長男だったということもあり、“今思うと実家を継ぐ”ということを知らず知らずのうちに意識していたかもしれない、ということをおっしゃっていた。
しかし、貸衣装業を始めた父親が5年前に亡くなり、これを機に大田に戻ってくることになった。
「父親が死んで終わりというのではなくて、やっぱり60年続いたこの会社を残したかった。」と秀年さん。
名古屋での服飾業や、接客業のノウハウも今の仕事に生かされているという。
しかし今も貸衣装業と平行して、わずかながら先代からの取引先には卸売業も受けているという。
【お客さん以上の苦労】
 
ここで扱っている貸衣装はウエディングドレスなど、結婚式関連の衣装が半分以上を占めている。広い店内の壁側に並べられているウエディングドレス以外にも、お客さんの要望でカタログでの取り寄せも行なっている。今はドレスの形や素材、色なども多様化していて、ここには置ききれないためだ。一生に一度の晴れ舞台に対する新郎新婦の想いに、秀年さんは何とか応えたい。『そのために、私はお客さんの要望に答えるためにもお客さんが探す労力以上の労力をかけて探そうと心がけています。』と秀年さん。
『やっぱり接客する側にとって楽なサービスは、顧客にとっては良くないサービスなんです。だから私たちはより良いサービスを提供するためには楽しちゃいけないんです。』
秀年さんが、接客にかける意気込みはすごいものがある。
【地域密着型ブライダルショー】
「雅」では年に一度、市内のホテルなどを借りて、ブライダルショーを行っている。まさにファッションショー版ブライダルショーだ。何よりも驚いたことは、地域の活性化につながるように、あえて、市内やその近郊からショーのモデルを一般募集し、開催地も大田地域やその近辺で行なっていることだ。
「地域に根ざした会社にするために、人との関わり合いは欠かせない。このショーを通して大田の人に「雅」を知ってもらいたい。これを機会に口コミでも雅のことを広げてもらえると嬉しい。」と秀年さんは話す。地域とのつながりを大切にしている「雅」の姿勢が窺える。
秀年さんは、将来的には、貸衣装業にとどまらず、式場や披露宴会場を作って事業を広げていきたいと語る。『今の地域にある企業などと連携しながら、人脈を生かした“もちより結婚式”をしたい』と話す。衣装、メイク、食事、写真すべて地域にある地元のものを生かした温かい結婚式だ。
【ブライダルセンター「雅」と大田】
大田の石見銀山が世界遺産登録の候補にあがっている。
今、大田では若者が出て行くばかりだ。世界遺産登録をきっかけとして、若者人口を増やしたい、と秀年さんは語る。
会社を受け継いで5年、それまでは会社のことで精一杯だった秀年さんも、事業が軌道にのってきた最近は、何か大田のためにできることはないか、と常に考えているそうだ。
秀年さんにように、大田のために自分にできることを考え、実行しようとする人が増えることこそが、大田の活性化の第一歩だと思う。
【真心で美を包む】
秀年さんのモットーは、「真心で美を包む」。これは秀年さんのサラリーマン時代に勤めていた会社のモットーでもあるという。お客様の要望に誠意を持って応えていけるような、そんな会社に「雅」をしていきたい。そう、秀年さんは語る。
多くの人々にとって一生に一度の結婚式。その大切な結婚式に、「雅」の真心あふれる婚礼衣装を身につけたら、きっとそのカップルは美しく光り輝くだろう。

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大田市の企業家へ突撃!インタビュー ブライダルセンター「雅」
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